花(9) 



『青空文庫』を時々乱読しているが、淡島寒月のこんな随筆に出会った。

それからかつて「キネマトスコープ」即ち蓄音機ちくおんき応用の活動写真が、米国のエヂソン会社に依って我が国へ輸入された事があった。これは蓄音機の関係から、総て短尺物で、「ドラマ」を主としていて、今日流行しているような長いものはなかったが、これが追々おいおい進歩発達したならば、頗る面白いと思っていた所、ついそのままで姿を隠してしまったのは残念である。しかし米国エヂソン社では、らに研究して、更らに進歩させんとしているに相違ないと思うのである。
(大正六年十二月『趣味之友』第二十四号)
これってまさに『DVD』の予言だよな・・・空想力すごい!!


コメント

  1. それっぽいね。
    音の次は映像という発想はビデオテープと同じ。

    すでに撮影技術はあったんだっけこの時代???

    なにはともあれ未来を想像する力は必要ですね。

    ところで先日のレストランでオクラの花を食べました。
    ぬるぬるしていた。。。。

    一度トライしてください。

    では。

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